「HOKA HEY♯3」3月10日から和市で開催
2023年03月06日 21時22分
ネィテブアメリカンの言葉で「今日は死ぬのにとても良い日だ」を意味する「HOKA HEY(ホッカ ヘイ)」をテーマにした絵画展が今月(3月)10日から和歌山市の本町ギャラリーで開かれます。
これは、和歌山市に住む自然探究家、徳永統子(とくなが・のりこ)さん51歳が、仲間とともに立ち上げた「Non-chan(ノンちゃん) NIJIIRO(ニジイロ) factory(ファクトリー)」の主催で開かれるもので、徳永さんが描いたおよそ80点の絵画が展示されています。
徳永さんは、紛争状態にあったアフガニスタンで理学療法士として働いていた経験などをもとに創作活動に取り組んでいます。
今回の目玉作品は、構想を含め2年8ヶ月かけて縦およそ2メートル、横およそ1メートル60センチの大型キャンパスに描かれた、手を合わせる「合掌」の絵画で、徳永さんが、地球で出会ったさまざまな命を、点や線、紋様などで表現しています。
「HOKA HEY」展は、2019年に初めて開かれ、その後、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などで延期されるなどして今回で3度目の開催となります。
徳永さんは、「HOKA HEYは、前向きな言葉で、とても天気が良くて鳥の声が聞こえて緑がきれいで、子どもたちの笑い声が聞こえる、だからきょうは死ぬのにすごくいい日、という詩で語られる。どう生きればよいかわからないと感じていた頃に私が出会った、このとても深い言葉を、ネイティブアメリカンの生き方とともに皆さんに知ってもらうことで、少し楽になってもらえるのかなと思っています。是非、気軽に遊びに来てください」と話しています。
展示会には、線画など、さまざまなタッチの作品が展示されることになっていて、「Non-chan NIJIIRO factory」の小谷奈々(こたに・なな)さんは、「徳永が独特の感性で捉えた魚や虫などの絵をみて楽しんでいただきたい」と話しています。
「HOKA HEY♯3(スリー)」は、今月(3月)10日から13日まで和歌山市の本町ギャリーで開かれます。入場は無料で、作品の販売も行われます。