先月（２月）６日未明に、トルコ南東部で発生した大地震による被災地支援のため、イオンエンターテイメントは、和歌山市を含む全国２５のイオンシネマで、チャリティ上映会を実施すると発表しました。

上映されるのは、１８９０年に串本沖で起きたトルコ軍艦「エルトゥールル号」遭難事件と、１９８５年のイラン・イラク戦争勃発時のテヘランからの日本人脱出劇を題材に制作され、２０１５年に公開された、日本とトルコの合作映画「海難(かいなん)１８９０」です。映画は、内野聖陽(うちの・せいよう)さんや忽那汐里(くつな・しおり)さんらが出演し、一部は串本町などでも撮影されました。

チャリティ上映会は、映画の製作委員会と、配給元の東映の協力で実現したもので、鑑賞料金は１１００円で、収益金はすべて、駐日トルコ大使館を通じて、被災者支援に役立てられます。

「海難１８９０」の田中光敏(たなか・みつとし)監督は、「皆さまの思いが、トルコの皆さんへ伝わりますように。たくさんの方たちに、この映画を観ていただけるよう願っています」などとコメントしています。

和歌山市中(なか)のイオンシネマ和歌山では、今月（３月）１０日から１６日まで上映されます。