堀龍雄議員・登壇 関西広域連合議会3月定例会
2023年03月04日 18時59分
和歌山を含む近畿2府4県と、その周辺の府県などの議会で構成する関西広域連合議会の3月定例会がきょう(3/4)、大阪市のNCB会館で開かれ、一般質問で、和歌山県議会・自民党県議団の堀龍雄(ほり・たつお)議員が登壇し、新しい連合長の取り組みや、広域の農林水産業ビジョンなどについて、考えをただしました。
この中で、堀議員は、去年12月に仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)前連合長に代わって就任した三日月大造(みかづき・たいぞう)滋賀県知事に対し、ドクターヘリの一体的な運航体制構築などこれまでの広域連合の取り組みを評価した上で、大阪関西万博やワールドマスターズゲームズ関西の開催を見据えた広域連合の第二ステージに向けて当面、注力すべき取り組みについて連合長の考えをただしました。
これに対し、連合長の三日月滋賀県知事は、「まず何よりも府県市民の安全・安心のためにしっかりと対応し、『担う関西』『動く関西』『繋がる関西』の3つを目指す」とした上で、「日本初で唯一の府県域を超える広域行政体の関西広域連合を、もう一段、バージョンアップさせたい」と抱負を語りました。
また、堀議員は、2013年に策定されて以来、およそ10年にわたって改訂されていない「関西広域農林水産業ビジョン」について、これまでの成果と次のビジョンをただしました。
これに対し、農林水産振興担当委員の岸本周平(きしもと・しゅうへい)和歌山県知事が答弁し、これまでの成果として、地元産品の域内消費拡大のため、趣旨に賛同した170の企業の社員食堂で、域内産品の料理を提供し、学校給食でも407校で実施したことなどを報告しました。そして、今後のビジョンについて、「近年の世界情勢の変化により、農林水産業をとりまく環境は大きく変わっている。来年度の改訂にあたっては、議員の指摘を踏まえ、計画期間や内容を検討する」と述べました。
関西広域連合議会の議長は、和歌山県議会の井出益弘(いで・ますひろ)議員が務めていて、和歌山県議会からは、堀議員のほか、奥村規子(おくむら・のりこ)議員と林隆一(はやし・りゅういち)議員が出席しました。