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和歌山県立高校で卒業式・和歌山工業では岸本知事が祝辞

2023年03月01日 18時57分

教育社会

和歌山県立高校の卒業式が、きょう(3月1日)開かれ、暖かな陽射しのもと、卒業生が学舎(まなびや)を後にしました。

建築科を代表して卒業証書を受け取る市原広菜さん(3月1日・和歌山市西浜・県立和歌山工業高校)

このうち、和歌山市西浜(にしはま)の県立和歌山工業高校の体育館で開かれた卒業式には、7つの学科の卒業生あわせて331人と保護者らが出席しました。

はじめに松本泰幸(まつもと・やすゆき)校長が、建築科の市原広菜(いちはら・ひろな)さんら7つの学科の代表7人に卒業証書を授与しました。

式辞を述べる和工の松本校長

松本校長は、日本人初のノーベル賞受賞者で、和歌山ゆかりの湯川秀樹(ゆかわ・ひでき)博士の功績になぞらえて「湯川博士は強い信念を持ち、ほぼ独学で真理の探究の道を突き進み、28歳の若さで世界の科学者を凌駕する論文を発表した。皆さんも若いからと遠慮することは無い。今がまさに一歩を踏み出すとき。ガンバレ和工生!」と激励しました。

祝辞を述べる岸本知事

続いて、来賓で和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事が「和工の卒業生には、ベンチャー企業のパイオニアが沢山いる。みなさんからも次々と新たなベンチャー起業家が生まれることを願っている」と祝辞を述べました。

卒業生を代表して答辞を述べる刘宇峰さん

これに対し、卒業生を代表して、創造技術科の刘宇峰(りゅう・うほう)さんが「これから私たちは自分の目指すべき道を見つけ、自分の力を大いに発揮していきます。そして一度きりの輝かしい人生を、自分が主役となって、希望に満ちたものにします」と答辞を述べました。

拍手で送られる卒業生ら

331人の卒業生は、新型コロナウイルスの影響で、入学式を校庭で行ったり分散登校になったりと翻弄され続けた学年でしたが、きょう、3年間の高校生活を無事に終了し、保護者や教職員の拍手に送られて学舎を後にしました。

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