紀三井寺で4年ぶりに初午の福餅まき
2023年03月01日 18時55分
和歌山市の紀三井寺(きみいでら)で、きょう(3月1日)夕方、初午(はつうま)の「福つき大投餅(おおなげもち)」が4年ぶりに行われ、多くの参拝者が福餅や菓子などを拾い集めました。
紀三井寺のもち投げは、毎年、初午の時期に合わせて行われてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で去年(2022年)まで中断され、ことし(2023年)4年ぶりに再開されました。
午後4時すぎ、ビニール袋を持った多くの参拝客が待ち構えるなか、境内に設けられたやぐらに、紀三井寺の前田泰道(まえだ・たいどう)貫主をはじめ、福餅をまく年男6人と、去年とことしの成人の日に行われた「福開き速駈詣り(ふくびらき・はやがけまいり)」で2連覇を達成し「福結び速駈王(はやがけおう)」に輝いた、京都府の消防士・石田諒太(いしだ・りょうた)さんがのぼり「厄をはらって福を授かりましょう」の掛け声とともに、福餅や菓子をまきました。
4年ぶりのもち投げに参加した人々は「たくさん拾えました。福が沢山で有難いです」とか「久しぶりで嬉しいです。病気や戦争のない世の中になって欲しい」と喜びを語りました。
初午が終わった紀三井寺では、こんどは関西で一番早咲きの桜の季節に向けて準備を進めます。