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2022年和歌山県の犯罪情勢暫定値・依然詐欺が多い傾向

2023年01月20日 18時27分

事件・事故社会

和歌山県警察本部は、去年(2022年)1年間の県内の犯罪情勢の暫定値を明らかにしました。刑法犯認知件数は3438件で、前の年と比べて128件増加しました。検挙件数は2022件となり、前の年と比べて161件減少しました。

県警・生活安全企画課の調べによりますと、刑法犯認知件数の内訳は、暴行や傷害、車上狙いやひったくりといった「街頭犯罪」が最も多い1521件で、前の年を110件上回りました。

次いで「侵入盗」が197件前の年を15件下回り、殺人や強盗、放火、強制わいせつといった「重要犯罪」は40件で、前の年を1件下回りました。

去年増加した主な犯罪は、自転車盗が467件で前の年を92件上回ったほか、詐欺が225件で前の年を42件、器物損壊が394件で前の年を27件、それぞれ上回っています。

特に、特殊詐欺被害は、去年が102件・被害総額は1億8300万円あまりで、件数・被害総額とも前の年を上回っています。

最も多かったのは架空料金請求詐欺で41件、被害総額は7560万円あまりにのぼり、次いで預貯金詐欺の25件・3200万円あまり、オレオレ詐欺の18件・5000万円あまり、キャッシュカード詐欺も6件あり、727万円あまりの被害が出ています。

このほか、少年犯罪は149件で前の年を1件上回っています。

市町村別の犯罪率は高野町(こうやちょう)が8・31%で最も高く、次いで和歌山市の4・9%、九度山町(くどやまちょう)の4・52%などとなっています。都道府県別では和歌山県は28位でした。

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