和歌山放送・新春国会議員座談会開催
2023年01月07日 17時44分
和歌山県選出の国会議員が一堂に会して、国政や県の課題などについて話し合う、和歌山放送の新春恒例特別番組「国会議員座談会」が、きょう(7日)午後、放送されました。
座談会は、きょう午後1時半から2時間にわたって和歌山放送のスタジオから生放送され、衆議院からは和歌山2区選出で自民党の石田真敏(いしだ・まさとし)議員と、和歌山3区選出で自民党の二階俊博(にかい・としひろ)議員、近畿比例区で公明党の浮島智子(うきしま・ともこ)議員の3人が、参議院からは自民党の世耕弘成(せこう・ひろしげ)議員と自民党の鶴保庸介(つるほ・ようすけ)議員の2人が出演しました。
ことし4月に行われる可能性の高い、衆議院和歌山1区の補欠選挙をめぐる自民党県連の候補者調整が難航している問題について、二階議員は「いまみんなで候補者選定を行っていて、多くの意見を結集して決める」と述べたほか、世耕議員は「絶対に勝たねばならない選挙で、候補者が決まれば一致団結して取り組む」と述べました。
また、次の衆議院総選挙から県内の選挙区が3から2に減ることについて、石田議員は「法律で決まったことなので従うが、付帯決議も決まったので、人口基準だけで制度が上手くいくかどうかを、今後も議論しなくてはならない。新和歌山2区の区割りは、地域文化のつながりを考えても問題がある」と述べました。
二階議員は「我々は相撲取りと同じ。土俵の広さで文句を言っている場合ではない。与えられた地域の皆さんと話し合って、努力するのみ」と述べました。
きょうは、先月(2022年12月)初当選した和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事も出演し、人口減少対策や企業誘致など、県政の課題についても議論されました。
この中で、有田市(ありだし)のENEOS(エネオス)和歌山製油所撤退後のSAF(サフ)燃料精製への転換について岸本知事は「知事就任直後、資源エネルギー庁の保坂伸(ほさか・しん)長官をたずね、いま政府が半導体に関する法律をつくって投資を推進しているように、蓄電池産業でも同じような取り組みを進め、有田を対象地域に出来ないかを提案した。色々な要素やアイデアを持ち寄れるよう、国会議員にもお願いしたい」と訴えました。
新春国会議員座談会は、radiko(ラジコ)のタイムフリー機能で、放送1週間後まで聞き返せるほか、和歌山放送の特設サイトでも聞くことが出来ます。