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南海フェリーで年末年始の安全総点検

2022年12月12日 18時45分

交通社会

旅客輸送や物流が増える年末年始に向けて、国土交通省・和歌山運輸支局と和歌山海上保安部が、きょう(12日)合同で、南海フェリーの船内の安全を点検しました。

点検のためフェリーあいに乗り込む和歌山海上保安部の山下部長(前列左)と和歌山運輸支局の藤木次長(前列右)ら(12月12日・和歌山港)

これは、国土交通省が毎年この時期に、全国のフェリーや遊覧船などの船舶を点検し、ライフジャケットや救命いかだ、消火施設などがちゃんと装備されているかや、新型コロナウイルスなどの感染症対策は万全かなどをチェックしています。

安全総点検を受けたフェリーあい

ことし(2022年)は、北海道の知床(しれとこ)半島沿岸で観光船の沈没事故が起きたことから、とくに乗客の安全確保に重点を置いて点検が行われています。

ライフジャケットの点検
救命いかだの点検
消火用ホースの点検

きょうの安全総点検は、和歌山海上保安部の山下雄一郎(やました・ゆういちろう)部長の号令で、運輸支局と海上保安部の職員あわせて11人が南海フェリーの「フェリーあい」に乗り込み、ライフジャケットや救命いかだが装備されているか、消火用ホースや消火器が正しく設置されているかなどを目視で点検し、およそ15分で無事に完了しました。

講評する和歌山運輸支局の藤木次長

点検終了後講評した和歌山運輸支局の藤木佳世子(ふじき・かよこ)次長は「年末年始は人流と物流が集中し、全国旅行支援も加わり旅行客も増える一方で、新型コロナとインフルエンザの同時流行も懸念され、これらを含めた一層の安全管理を求めたい」と呼びかけました。

あいさつする南海フェリーの小林社長

南海フェリーの小林敏二(こばやし・としじ)社長は「ことし4月の知床の重大な海難事故を受け、我々一同は改めて安全最優先を徹底している。年末年始の多客期に向け、なお一層の安全運航に努める」とあいさつしました。

和歌山運輸支局と和歌山海上保安部では、来年(2023年)の1月10日にかけて、県内5社・6隻の船舶で安全総点検を行うことにしています。

県内ではきょう(12日)勝浦と串本でも安全総点検が行われました。

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