退任まであと1週間・仁坂知事「引っ越しと公務で大変」
2022年12月09日 16時44分
今月(12月)16日の任期満了による退任まであと1週間となった和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、きょう(9日)開かれた12月定例県議会の一般質問で、現在、公務とともに、知事公舎退去に伴う引っ越し作業にも忙殺されている状況を明らかにしました。
きょうの一般質問で、公明党県議団の中拓哉(なか・たくや)議員が、仁坂知事に退任後の予定をたずねたところ「いまのところ何も決まっていないが、妻の看病のため東京に行くのと、これまで世話になった和歌山の人々との暮らしと、だいたい半々の生活になると思う。和歌山のために何か役立つ事があれば、お手伝いしたい」と述べました。
その上で仁坂知事は、次期知事の岸本周平(きしもと・しゅうへい)氏の就任後は、和歌山市東高松(ひがしたかまつ)の知事公舎から市内の実家へ引っ越すことも明らかにし「岸本新知事の登庁時には綺麗にしなければならず、実家も大変古くなっていてそこも直さなければならないので、残された公務と共に大変な状況だ」と告白しました。
さらに仁坂知事は、退任後は、実家に置いていた後援会組織を「和歌山研究会」と改め、自身のスケジュール管理や、親交の出来た人たちとの交流・勉強の場にする考えを示し「けして選挙などを目指すのではない」と述べました。
このほか、きょうの一般質問では、改新クラブの片桐章浩(かたぎり・あきひろ)議員が今後の県政などについて、自民党県議団の川畑哲哉(かわばた・てつや)議員が県の文化芸術振興などについて、自民党県議団の井出益弘(いで・ますひろ)議員が仁坂県政16年を振り返ってと題して、それぞれ県当局の考えをただしました。
和歌山放送では、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。