更生保護施設へ「愛の物資」贈呈式
2022年12月06日 14時49分
刑務所の受刑者や、更生保護施設に通う人たちが、年末年始を少しでも心豊かに過ごせるようにと、和歌山県更生保護女性連盟が、きょう(6日)県内の施設や支援団体などに「愛の物資」を贈呈しました。
これは、県・更生保護女性連盟が毎年この時期に行っているもので、今年度(2022年度)はおよそ2000人の会員が洗剤や衣料品、書籍、米などの物資を集め、犯罪や非行に陥った人の更生保護を支援するため、刑務所や少年鑑別所、支援団体などに贈呈したものです。
きょう午後、和歌山市二番丁(にばんちょう)の和歌山地方合同庁舎で開かれた贈呈式で、県・更生保護女性連盟の坂田悦子(さかた・えつこ)会長が、贈呈先の代表者に目録を贈呈しました。
坂田会長は「ストレスの溜まりやすい時勢だからこそ、これらの品物が人の心を優しく温め、はげまし、癒やしになるよう有効に活用してください」とあいさつしました。
受刑者向けの構内ラジオ放送用に音楽CD12枚などが贈呈された、和歌山刑務所の永代綾子(ながしろ・あやこ)上席統括矯正処遇官は「これまで古い音源のCDしかなく、受刑者のリクエストに応えにくかったのが、少しでも改善されます」とお礼を述べました。
愛の物資の取り組みは、1980年(昭和55年)から毎年続けられています。