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冬の風物詩「仙人風呂」オープン、田辺市本宮町

2022年12月04日 15時04分

社会経済

田辺市本宮町の川湯温泉郷(かわゆおんせんきょう)できょう(4日)、川底から湧き出る温泉を利用した大露天風呂「仙人風呂(せんにんぶろ)」がオープンし、観光客らが早速、水着姿で入浴し、楽しんでいました。

仙人風呂は、熊野本宮観光協会などが、熊野川(くまのがわ)の支流の大塔川(おおとうがわ)をせき止めて作った、幅およそ28メートル、奥行12メートルの大きな露天風呂で、川底から湧く源泉に、川の水を加えて、40度前後に調整しています。冬の温泉地の観光の目玉にと、1985年に始まり、今やこの地域の風物詩となっています。この日は、午前中に、川原で、開湯式(かいとうしき)が行われ、地元の寺の住職が期間中の安全を祈願しました。

大阪市から家族で訪れた40代の会社員の女性は、「川底からぶくぶくと湯が沸き出ていて不思議な感覚。とても気持ちよかった」と喜んでいました。

仙人風呂は、来年(2023年)2月末までの3か月間、毎日午前6時半から午後10時まで、無料で利用できます。

今シーズンも例年通り、今月(1日)にオープンを予定していましたが、先月(11月)末の大雨で、連絡橋が流されるなどしたため、この日に延期となったものです。

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