近大和歌山で恒例の自転車点検
2022年11月26日 17時44分
自転車の整備不良による事故を防ごうと、和歌山市善明寺にある近畿大学附属和歌山高校・中学校で、きょう(26日)、保護者が生徒の自転車およそ1000台を一斉に点検しました。
近大和歌山高校・中学校では、全校生徒1603人のうちおよそ6割の生徒が自転車で通学しています。自転車点検は、生徒が安心して通学できるようにと学校の保護者会が中心となって35年以上続けている恒例行事です。
きょうは午前10時半から、20人の保護者が駐輪場で生徒の自転車およそ1000台の点検にとりかかりました。
点検では、県自転車軽自動車商業協同組合和歌山北部支部のメンバー11人が、「ブレーキの効きは十分か」「ライトがつくか」などを1台ずつ念入りに確認し、保護者は手際よく、生徒に伝えるための「安全点検カード」に記入したり、記録をとったりしていました。
生活委員会の松尾麻子委員長は「大体半数くらいの自転車に不具合が見つかるが、そのうち8割がブレーキの不備とチェーンのゆるみという、直接事故に繋がりかねない不備が多い。事故なく、子どもたちが安心して学校生活を過ごせるようにしっかり点検したい」と話していました。
近大和歌山高校・中学校では、6月と11月に自転車の整備点検が実施されていて、安全点検カードで「要整備」にチェックがついた生徒は、カードを持参の上、自転車店で整備を行い、「自転車整備済証」を担任教諭に提出するよう義務付けているということです。