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隈研吾さん・和歌山市に設計事務所開設で県市と進出協定

2022年11月24日 16時01分

政治歴史・文化社会経済

世界的に著名な建築家・隈研吾(くま・けんご)さんが、関西で初・全国で3か所目となる設計事務所を、和歌山市八番丁(はちばんちょう)のパーク県信ビルに開設することになり、きょう(24日)和歌山県・和歌山市との3者間で進出協定を締結しました。

協定後の記念撮影(左から仁坂知事・隈研吾さん・尾花和歌山市長・11がつ24日・和歌山県庁知事室)

隈研吾さんは、東京の新・国立競技場や、JR山手線・京浜東北線の高輪(たかなわ)ゲートウェイ駅など、全国や海外の主要な建物をはじめ、県内でも、有田(ありだ)市内の4つの市立中学校を統合して再来年(2024年)開校予定の有和(ゆうわ)中学校の建築・設計を手掛けています。

また、ことし(2022年)2月には、県と「建築デザインの力による地方創生の実現に資する包括連携協力に関する協定」を結んでいます。

協定書の調印

きょう午前、県庁の知事室に隈さんと和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が訪れ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と進出協定書にサインしました。

仁坂知事は「都会のコンクリートジャングルの対極にある和歌山でいいまちを作って、みんなが幸せになるためのアドバイスをしてもらえたら」と期待を示しました。

尾花市長は「和歌山城が間近な隈さんの新しい事務所で、ぜひ良いデザインを手掛けて欲しい」と歓迎しました。

隈研吾さん

隈さんは「新型コロナ後の新しい生活スタイルを作る上で、力強い自然や文化を持つ和歌山は非常に大きな可能性がある。設計活動にとどまらず、職人さんとのコラボなど幅広い発信をしていきたい」と展望を示しました。

隈さんの設計事務所の和歌山サテライトオフィスは、パーク県信ビル2階に来年(2023年)4月に開業する予定で、3年間で正社員5人を採用し、関西エリアや海外も含めたデザイン事業を手掛けることにしています。

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