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信愛の生徒が民法や不動産登記法改正の広報アイデア発表

2022年11月17日 18時43分

教育社会

和歌山市の和歌山信愛(しんあい)中学校で、去年(2021年)改正された民法と不動産登記法の内容をわかりやすくPRするためのアイデア発表会が、きょう(17日)開かれました。

きょうの発表のもよう(11月17日・和歌山信愛中学校)

近年相次いでいる所有者がわからない土地の問題を解消しようと、去年、民法と不動産登記法が改正されたことを受け、再来年(2024年)4月1日から相続登記を義務化することなど、不動産関連のルールが大幅に変わることを国民に広く周知しようと、全国の法務局が啓発活動を展開しています。

和歌山地方法務局では、今年度(2022年度)から、和歌山信愛中学校の3年生で「i(アイ)コース」と呼ばれる探求学習が始まったことから、この中で、法律の改正をわかりやすく市民にPRするためのアイデアづくりを、ことし9月から生徒と協力して行いました。

イエス・ノー・チャートでのPR案

きょうは、5つのグループに分かれた3年生が、それぞれパソコンで作ったイラストや資料などを使いながら、ユーチューブやティックトック、イエス・ノー・チャート、アドバルーンなどを使って市民に知らせるアイデアを発表し、和歌山地方法務局の夏見聡(なつみ・さとし)局長ら職員3人が審査しました。

その結果、喜多亜寿香(きた・あすか)さんら2班のグループが最優秀賞に選ばれ、夏見局長から表彰されました。

最優秀賞を受賞した2班のメンバー(前列)と夏見局長(前列中央)

喜多さんは「動画編集とイラスト作成が大変でしたが、頑張ってきた成果が役に立って良かったです。高校生になっても、この経験が自分の探求に役立てばいいと思います」と喜びを語りました。

和歌山地方法務局の夏見局長は「生徒たちは法律改正のポイントをよく理解し、どうすればより国民にわかりやすく伝えられるか、様々なアイデアを考えてくれた。我々もきょうのアイデアを参考に、もっと色々な広報活動を展開したい」と述べ、生徒たちを高く評価しました。

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