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御坊市の紀州鉄道で「税の作文列車」出発進行

2022年11月16日 16時37分

交通教育社会

今年度(2022年度)の「税についての作文」の優秀な作品を列車内に掲示した「作文列車」が、きょう(16日)御坊市(ごぼうし)の紀州鉄道で運行を開始し、出発式が開かれました。

手を挙げて出発の合図を出す稲葉千紗さん(11月16日・紀州鉄道西御坊駅)

これは、御坊税務署と管内の納税協会などが、紀州鉄道の協力でおととし(2020年度)から始めた取組みで、国税庁による中学生と高校生の「税についての作文」に応募した御坊・日高地域の生徒の作文の中から、上位に入賞した作文を車内に掲示し、漢字で税と書かれたヘッドマークを付けた「作文列車」として運行するものです。

テープカットのもよう

きょう午後、御坊市薗(その)の紀州鉄道・西御坊(にしごぼう)駅で作文列車の出発式が開かれ、近畿納税貯蓄組合総連合会・会長賞を受賞した県立日高高校附属中学校2年の稲葉千紗(いなば・ちさ)さんや、御坊納税協会の吉田擴(よしだ・ひろむ)会長らがテープカットで祝い、稲葉さんの合図で列車が出発しました。

作文を朗読する稲葉千紗さん

これに先だって、稲葉さんが自らの受賞作文「明るい未来をいつまでも」を朗読したほか、紀州鉄道の職員が稲葉さんに制帽や手袋などを渡し、西御坊駅の1日駅長に任命しました。

1日駅長に委嘱され敬礼する稲葉さん

稲葉さんは「新型コロナワクチンの接種から、税金が多くの人に役立てられていることを知りました。消費税を払うときに高いなと思っていましたが、それが私たちの生活を支えるものとわかって、有難く思うようになりました」と話していました。

車内に掲示された優秀作文

紀州鉄道の「作文列車」は、来月(12月)16日まで運行されます。

ところで、今年度の税に関する作文の県内の応募状況は、すべての生徒に締める応募割合が中学生は47・1%で22年連続で全国1位、高校生は15・5%で近畿2府4県で1位となっています。

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