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技能五輪・アビリンピック出場選手、知事を表敬訪問

2022年10月27日 13時39分

社会

技能五輪全国大会と、全国障害者技能競技大会・アビリンピックに出場する選手が、きのう(10/26)、和歌山県庁を訪れ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事を表敬訪問しました。

出場選手が一人ずつ紹介された後、懇談へ(2022年10月26日・県庁正庁で)

2つの大会は、毎年、同じ時期に同じ会場で開かれています。

このうち、技能五輪全国大会は、仕事で必要となる技能を競い合い、レベルを高めるとともに、広く国民に技能の重要性をアピールしようと毎年、開かれているもので、今年で60回目です。

一方、全国障害者技能競技大会・アビリンピックは、障害のある人が日頃培った技能を競い高めることで、障害者に対する社会の理解を深め、雇用の促進を図ろうというもので、今年で42回目を迎えました。

2つの大会が来月開催されるのを前に、技能五輪全国大会に出場する2人と、アビリンピックに出場する6人のあわせて8人の選手が、きのう県庁を訪れ、正庁で仁坂知事と懇談しました。

この中で、仁坂知事は、出場する一人一人に声をかけ、「金メダルを目指して頑張ってください」とエールを送っていました。

エールを送る仁坂知事

技能五輪全国大会で日本料理部門に出場する花山開発の芦田勇介(あしだ・ゆうすけ)さんは、家庭を支えてくれた父親を助けるため、子どもの頃から料理を作ってきました。

初めて出場した去年、敢闘賞を受賞した芦田さんは、「今年は、金賞を獲りたい。課題は基礎。30代になっても、基礎がしっかりしていれば応用が効くので、いまは基礎を学んでいます。将来は、日本料理の美しさをちゃんと伝えられる職人になりたい。インターネット上で流れているさまざまな誤った情報から、日本料理の伝統を守っていきたい」と話しました。

また、去年、おととしと2年連続で銅賞に輝いたアビリンピックの喫茶サービス競技に出場するホテルアバローム紀の国の山下優香(やました・ゆうか)さんは、「笑顔を欠かさないようにして、今年は、金賞を獲りたい。職場での練習で受けた注意を守って本番にのぞみたい」と話しました。

2つの大会は、いずれも来月(11月)4日から千葉県の幕張メッセなどを会場にして開かれます。

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