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県内で2件の特殊詐欺被害

2022年10月20日 17時53分

事件・事故社会

和歌山県内できのう(19日)海南市内と和歌山市内で高齢者の女性が市役所を名乗る男の電話にだまされてキャッシュカードを渡してしまい現金を引き出される被害が相次いでいます。県警は特殊詐欺事件で捜査しています。警察によりますと和歌山市の60代の女性宅に市役所を名乗る男から「還付金がある。窓口が閉まっているので、取引銀行を教えてほしい」と電話がありました。その後被害女性宅に銀行員を名乗る男が電話をかけてきて、被害女性から暗証番号などを聞き出した上、「カードが使えないので破棄する」とだましました。その後カードを引き取りに来たという男にカードをだまし取られました。

また、海南市市内の80代の女性もほぼ同様の手口でだまされ、銀行員を名乗る男にキャッシュカードをだまし取られました。被害者の女性は男にカードを渡した後1時間にわたって関係者を名乗る男から電話に対応させられ、その間に金融機関やコンビニで3回にわたり合わせて130万円が引き出されてしまいました。女性は、犯人からの電話の後すぐ警察に通報しましたが、現金が引き出されていたということで、県警は、「怪しい」と思ったらすぐに電話を切って警察に電話するように話しています。電話で銀行口座の情報などを聞き出すことはなく「これは特殊詐欺」だと思って電話を切り、警察に通報して欲しいと市民に警戒を呼びかけています。

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