和歌山キワニスクラブ 和大留学生に炊飯器寄贈
2022年10月13日 18時38分
社会奉仕団体の和歌山キワニスクラブは、きょう(10/13)、和歌山大学の留学生に、炊飯器10台を寄贈しました。
和歌山キワニスクラブは、和歌山大学で学ぶ留学生を支援するため、大学側の要望に応じて、毎年、通学用の自転車を寄贈してきましたが、去年から、留学生の宿舎に設置する家電製品の寄贈を行っていて、16回目となる今年(2022年)は、炊飯器10台を贈ることにしたものです。
きょう午前、和歌山市栄谷(さかえだに)の和歌山大学・南1号館で寄贈式が行われ、和歌山キワニスクラブの西口伸(にしぐち・しん)副会長が和歌山大学・日本学教育研究センターの長友文子(ながとも・あやこ)センター長に目録を贈りました。
この後、挨拶した和歌山キワニスクラブの西口副会長は「和歌山は、とてもいいところなので、大学で勉強するとともに、和歌山の観光資源を学んでほしいし、これからコロナ禍も落ち着いてきて勉強しやすくなってくるので、是非、頑張ってください」と激励しました。
これに対し、長友センター長は、「留学生にとって、生活が安定していると勉強に集中できるのですが、毎年、生活面で必要なものをキワニスクラブさんからいただけるので、充実した生活を送れています。これからもご支援をお願いします」と感謝の言葉を述べました。
和歌山大学には、現在169人の留学生が在籍していて、きょうの寄贈式には、このうち、フランス、ウズベキスタン、韓国、中国の4ヶ国から留学している5人が出席し、感謝の気持ちを表していました。
和歌山大学は、寄贈された10台の炊飯器について、連携するNPOを通じて留学生への貸し出しを始めています。
すでに炊飯器を借りて米を炊いたというフランスのパリ出身で、9月から和歌山大学に留学しているメリル・ルッソさんは、「かつ丼や親子丼などのどんぶりやおにぎりとしてお米を食べています。日本の料理はとてもおいしく、好きなので、炊飯器を借りられて、とてもうれしく、安心しました」と喜びを語りました。