有田川バイオマス発電所 竣工
2022年10月13日 17時14分
小規模木質バイオマス発電所として建設が進んでいた「有田川バイオマス発電所」が完成し、きょう(13日)竣工式が行われました。
有田川町の「有田川バイオマス発電所」は、再生可能エネルギーに特化した発電所を全国に展開する「シン・エナジー株式会社」と地元の建設会社が共同で設立した「有田川バイオマス株式会社」が主体となり、年間およそ1万トンの和歌山県産の未利用間伐材などを活用して発電を行います。
竣工式では、シン・エナジー株式会社の乾正博(イヌイ・マサヒロ)代表取締役など、関係者およそ70人が出席しました。
有田川バイオマス株式会社の原見健也(はらみ・けんや)代表取締役は「未利用材を利用することによって林業を活性化していくことも、バイオマス発電所の1つの役割だと思う。地域の経済が豊かになるきっかけになれたら嬉しい」と話していました。
「有田川バイオマス発電所」の発電出力は900キロワット、年間で一般家庭のおよそ1600世帯分の電力を発電する見込みです。発電した電力は、電気を決められた価格で買い取る「固定価格買取制度」に基づき、関西電力送配電へ全量売電する予定だということです。