有田市沖で漁船転覆、乗員は無事
2022年10月02日 18時02分
きょう(2日)午前、有田市沖で底引き網漁船が転覆する事故がありましたが、乗組員は救助され、命に別状はないということです。
きょう午前10時前、有田市沖で、「貨物船に漁網を曳かれた漁船が転覆している」などと118番通報があり、和歌山海上保安部から巡視艇が現場に向かいました。
調べによりますと、有田市沖の海上を和歌山下津港に向け北進していたマーシャル諸島船籍の1万7000トン以上の貨物船が、操業中だった有田市の小型底引き網漁船の漁網を曳いたことで、漁船が転覆しました。
この事故で、漁船に乗っていた地元の81歳の男性船長と53歳の男性のあわせて2人が、海に投げ出されましたが、近くにいた漁船に救助され、和歌山市内の病院に搬送されました。命に別状はないということです。
また、転覆した漁船の周辺に若干の油の流出が確認され、防除作業が行われました。和歌山海上保安部で詳しく調べています。
現場は、有田市の宮崎ノ鼻(みやざきのはな)の北西およそ12キロの海上で、
天候は晴れで、北東の風、風速はおよそ2メートル、波やうねりはありませんでした。