高野山女人堂が乳がん啓発でピンク色に
2022年10月02日 10時40分
乳がんの撲滅を目指すピンクリボン運動の一環として、高野町の世界遺産、高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)で、昨夜(1日)、女人堂(にょにんどう)がピンク色にライトアップされました。
高野山はかつて、僧侶が修行に専念できるよう「女人禁制」とされ、女性は、7つの参詣道の高野山への入口にある女人堂で参拝しました。現在、残っている女人堂は、不動坂口女人堂の1つだけで、安産や子宝のお堂として多くの女性が訪れています。
今月(10月)は、国際的な乳がん啓発月間で、きのう、1日はピンクリボンデーでした。この運動に合わせて女人堂がライトアップされるのは初めてで、昨夜、幻想的に染まりました。
大阪・富田林市から来た48才の会社員の女性は「この色は、高野山の厳かな雰囲気を感じさせます」と話していました。
女人堂のピンクリボン運動のライトアップは、夜6時から9時までで、あす(3日)まで行われます。