「わかやまWeb就職フェア」 オンラインで企業説明
2022年09月30日 19時34分
来年(2023年)3月に大学などを卒業する予定の学生らを対象にオンラインで企業がPRする「わかやまWeb就職フェア」がきょう(9/30)、開かれ、県内20の企業が、会社の概要や製品の内容を説明しました。
これは、地場産業や観光の分野の人材確保をはかり、正社員としての就職を促進しようと、求職中の人や、不本意ながら非正規で働いている人、来年春に卒業予定の大学生らを対象に、和歌山県が初めて開いたもので、事前に申し込んだおよそ60人が、県内に拠点のある20の企業の説明を聞きました。
オンラインでの就職フェアは、和歌山市にある和歌山放送本社・会議室をベースに行われ、お笑いコンビのわんだーらんどが進行を務めました。
開催にあたって、県労働政策課・就業支援班長の吉田明弘(よしだ・あきひろ)さんは、「きょう参加した20社は、事務職、技術職、営業職、ホテルスタッフなど、さまざまな職種に及んでいて、地域的にも北から南まで幅広エリアにあります。多くの企業の情報を入手できる機会なので、時間の許す限り参加してください」と挨拶しました。
この後、一社につき15分で、会社の概要説明と、参加者からの質問に答えるQ&Aが行われました。
このうち、和歌山市にある日本化学工業所は、大正9年・1920年創業で、有機化学工業では、日本で最も長い歴史を持つ化学メーカーの一つであり、創業以来、赤字を出していないこと、残業はほぼゼロであることなどをアピールしました。
参加者からは、WEB会議システムを使って質問が寄せられ、「大学院に進学しないと就職は厳しいか」という質問に対し、会社側は「大学院の方が有利だが、開発担当者の中にも、大学卒の職員はいる」と述べ、人物次第であることを強調していました。