老朽化で駅舎の取り壊しが決まっているＪＲ和歌山線の隅田駅で１０月３０日、感謝祭が行われます。駅舎は、木造かわらぶきの平屋の建物で、建築から１００年以上たって老朽化しているため、今年度中の取り壊されることになっています。駅舎は無人駅のため落書きを防止しようと地元の隅田中学校の美術部の生徒が地元の風景などをデザインしたアニメタッチの絵を建物の壁に描いています。取り壊しが決まってから駅舎の絵を残してほしいという要望があり絵の一部を地元の中学校に寄贈することになりました。

感謝祭はJRや地元の人でつくる和歌山線活性化委員会は、１０月３０日午後１時から隅田駅で開くもので、午後３時まで駅舎に思い出やイラストなどを自由に書いてもらうことにしています。そのあと隅田中学校の吹奏楽部のメンバーが駅舎に感謝の気持ちを込めて演奏会をするほか駅舎アートの一部を隅田中学校美術部に寄贈するイベントも予定されています。

当日の参加者には先着４００人に記念のポストカードがプレゼントされるということです。雨天の場合は隅田中学校で感謝祭を開くということです。

主催者は和歌山線など公共交通機関での来場を呼びかけています。