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不起訴「納得できない」 事故で死亡した女性の両親会見 

2022年09月21日 21時25分

事件・事故社会

和歌山市の紀の川大橋で去年7月に起きた多重事故で、死亡した女性の両親がきょう(9/21)、記者会見を開き、自動車運転処罰法違反の疑いで逮捕された50代の女性を不起訴とした和歌山地方検察庁の処分について、「納得できない」と訴え、今後、検察審査会に申し立てる考えを明らかにしました。

死亡した女性は、ミニバイクを運転していた和歌山市のアルバイト、竹田汐里(たけだ・しおり)さん当時22歳で、会見で、父親の正義(まさよし)さん57歳は、「娘は何も悪くないのに、突然、命を奪われた。女性が起訴され、刑事裁判で事実が明らかになってほしい」と訴えました。

和歌山県警などによりますと、事故は、去年7月15日に発生し、50代の女性が運転する乗用車が蛇行運転し、前方の車に追突したり、弾みで対向車線にはみ出して汐里さんのミニバイクに衝突したりしたとされています。結果として、7台の車などが絡む多重事故となり、汐里さんが死亡し、男女数人がケガをしました。

県警は、50代の女性に、持病のてんかんの発作が生じて事故を起こしたとみて、逮捕、送検しましたが、和歌山地検は、今年8月、嫌疑不十分で不起訴としていました。

会見した両親は、今後、検察審査会への申し立てや、50代の女性に対する損害賠償の請求も検討しているということです。

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