【台風14号】19日夜から20日にかけて和歌山県に最接近の見込み
2022年09月17日 17時42分
台風14号は、あす(18日)夜にかけて九州南部に接近した後、20日にかけて本州付近を北東に進んで和歌山県には、あさって(19日)夜から20日にかけて最も近づく見込みです。
和歌山県では、すでに南東斜面を中心に断続的に雨が続いていて、和歌山地方気象台によりますと、台風が予報円の中心を通った場合、台風の接近に伴って北部でも雨が強くなり、20日にかけて雨量が多くなる見込みで、特にあさって(19日)を中心に警報級の大雨となる可能性もあり、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
また、今夜(17日)から風が強くなり、あさって(19日)から20日は沿岸部を中心に広い範囲で南寄りの暴風となることが予想されています。
海上も南部ではこれから、北部でもあす(18日)朝から警報級の高波となり、特に南部では、あす(18日)夕方から猛烈なしけとなる見込みで、20日にかけてうねりを伴った高波に注意が必要です。
和歌山地方気象台では、台風の今後の進路によっては状況が変わってくることもあるため、気象台が発表する警報・注意報など最新の気象情報や市町村の避難指示等に注意するとともに、雨や風が強まる前の早めの安全確保などを呼び掛けています。
ところで、JR西日本・和歌山支社によりますと、台風の接近に伴い、和歌山県内のJRの各路線も影響を受ける可能性があるとみて、きのくに線や和歌山線など、県内ほとんどの区間で、台風が和歌山に最も近づくあさって(19日)から20日にかけて運転をとりやめる「計画運休」を行う可能性があるということです。
計画運休を行う可能性がある区間は、きのくに線の和歌山・新宮間、和歌山線の和歌山・五条間、それに、紀和駅を通る紀勢本線の和歌山・和歌山市駅間で、具体的な運転計画は、あす(18日)午後4時半ごろ発表する予定です。
また、JR西日本・近畿統括本部によりますと、阪和線を含む京阪神エリアの近郊路線については、いまのところ、あさって(19日)から20日の間に運転を取り止める可能性があるとしていて、詳しい運転計画については、決まり次第発表するとしています。
JR西日本では、今後の天候の状況によっては、変更となる可能性も十分に考えられるため、公式ウェブサイトの「列車運行情報」などで確認するよう呼びかけています。
一方、和歌山と四国・徳島を結ぶ南海フェリーは、台風の接近に伴い、あす(18日)の始発便からあさって(19日)の最終便までの全便欠航が決まっていて、20日の始発便以降の運航についてはあさって(19日)正午までに決定するとしています。