高校野球の応援で有名な智辯学園和歌山高校の吹奏楽部による演奏会「智弁フェスティバル」が、きょう（１７日）和歌山市のイオンモール和歌山で開かれました。

これは、コロナ禍で活動の成果を発表する場が減少していることや、普段から野球部を応援してくれている人たちにお礼を伝えたいなどという思いから、地域貢献活動の一環として企画されました。　

高校１、２年生の部員４２人が出演した演奏会は、午前と午後の２部制で行われ、　そのうち午前の部では、人気アニメの主題歌のほか、高校野球でお馴染み「アフリカンシンフォニー」や「ジョックロック」といった応援曲のメドレーが披露され、集まった観客は曲にあわせて手拍子を打つなどして楽しんでいました。

吹奏楽部部長の奥田(おくだ・)美(み)月(つき)さんは「入学してから初めてこういった場で演奏できて楽しかったし、一緒に楽しんでくれている人たちの様子が見えて嬉しかった」と話していました。

吹奏楽部 顧問の酒越光覺(さかごし・こうかく)さんは「音楽はお客さんあってのこと。お客さんの反応を見て力をもらう。このやり取りができて嬉しかった」と話していました。

智弁和歌山高校は、今後も地域貢献活動の一環として、演奏会などの 活動を展開していきたいということです。