8月の企業倒産県内で2件、過去10年で最低水準
2022年09月02日 17時32分
和歌山県内で先月(8月)負債総額1000万円以上抱えて倒産した企業は2社で過去10年間で最低の水準だったことが民間の信用調査機関の調べでわかりました。東京商工リサーチ和歌山支店によりますと負債総額は1億9900万円で、前の月(7月)に比べ76億円余りの減少で8月の負債総額としては過去10年間で3番目の低さです。産業別では製造業と飲食店で販売不振が原因となっています。地域別では岩出市と新宮市です。東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、県内の企業倒産の件数が7月まで2カ月にわたって月間で10件以上あった反動で先月は今年5回目のひと桁の倒産件数で、大型の企業倒産がなかったため負債額も少なかったとしています。今年夏は新型コロナウイルスによる行動制限がなかったため行楽での大きな消費の落ち込みはなかったものの、物価や原油価格高騰の影響が懸念されるほか、中国経済やインフレ対策など海外景気の後退が懸念されるとしています。