【新型コロナ】県内で過去2番目の1948人が感染8人死亡
2022年08月12日 19時01分
和歌山県は、きょう(12日)県内で乳児から90代までの男女1948人が新型コロナウイルスに感染したことを確認するとともに、50代から100歳代までの男女8人が、新型コロナウイルスへの感染が原因で死亡したことを明らかにしました。
県によりますと、1日の感染者としては、県内で今月(8月)8日に続いて過去2番目の感染者数です。感染者の累計は亡くなった165人を含め8万5千362人です。
入院している人は現在378人で病床使用率は70パーセントです。
保健所別の感染者の内訳は、和歌山市が1039人で初めて1000人を超えて過去最多を更新、田辺が288人、橋本148人、海南116人、岩出114人、御坊98人、新宮79人、湯浅66人となっています。
人口10万人当たりの感染者数は県全体で1324.8人で15日連続最多を更新しています。
きょう発表された死者8人の内訳は和歌山市では、一般病院に入院している人とクラスターになっている病院に入院している90代の女性が亡くなったほか、新型コロナ対応型病院に入院している50代の女性と、一般病院に入院している60代の男性がそれぞれ1人が亡くなりました。岩出保健所管内ではクラスターが発生している特別養護老人ホームに入所している90代と、在宅の60代の女性のあわせて2人、海南保健所管内では70代の在宅の女性1人、新宮保健所管内では施設に入所中の100代の女性1人が新型コロナウイルスに感染したことが関係して亡くなりました。
新たに新型コロナウイルスのクラスターが発生したのは県内5件で、累計は578件です。このうち和歌山市では、市内の病院で17人、障害者支援施設で13人、県庁の1つの課で5人、岩出保健所管内では児童福祉施設では10人、湯浅保健所管内では特別養護老人ホームで15人のクラスターとなっています。
また、これまでにクラスターが発生している和歌山市内の病院では12人の感染が確認され感染者の累計は100人と県内過去最多のクラスターになったことがわかりました。県・福祉保健部の野尻孝子技監は「この型のウイルスは感染力が強い。特に高齢者や基礎疾患がある人に感染すると重症化しやすく死亡につながる」として県民に慎重な行動を呼びかけています。
また県は、陽性となった同居家族と、クラスターが確認された施設の利用者で検体採取が困難な人で、発熱などの症状が確認された場合にはみなし陽性を可能としました。しかし、入院を要する重症者や救急受診した合併症などを有する人については、検査による診断が必要としています。