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有田市地域安全推進員・大浦氏に警察協力章伝達

2022年08月09日 18時42分

社会

長年、警察活動に献身的に協力し、多くの業績をあげた人に、警察庁長官から贈られる、今年(2022年)の警察協力章の伝達式が、きょう(8/9)、和歌山県警察本部で行われ、47年にわたって防犯活動に取り組んでいる有田市の大浦稔(おおうら・みのる)さん75歳に、表彰状と記章が伝達されました。

遠藤本部長(右)から表彰状を受ける大浦さん

大浦さんは、1975年に有田市防犯自治会糸我地区推進員の委嘱を受けて以来、47年余りにわたって、地域に密着したさまざまな防犯活動を率先して行い、2002年からは、有田市地区地域安全推進員会の総代を務めています。

大浦さんは、現在も、自営業のかたわら、毎週、青パトに乗って地域を見回するとともに、月に2回は、登校する子どもたちの見守り活動を行っています。

きょう午前、県警本部の本部長室を訪れた大浦さんは、遠藤剛(えんどう・つよし)本部長から、表彰状と記章を受け取りました。

大浦さんは「私一人ではなく、一緒に活動している皆さんとともにいただいたと思っています。これまで夜間のパトロールをしていましたが、最近は、保護者に自動車で送迎してもらうようになったのか、自転車で塾に通う子どもが少ないので、下校時の見守りを強化することにして、散歩が日課の指導員に、下校の時間帯に散歩するよう頼んだりしています。80歳くらいまでは活動したいと思っていますが、自動車の免許証も返納しないといけなくなるし、総代を交代するなど、新しい人材をつくって活動を広め、抑止力を高めていきたい」と語りました。

警察協力章の今年の受章者は全国で42人、県内受章者は1962年にこの表彰が始まって以降、これで36人となりました。

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