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【新型コロナ】県・自宅療養者の経過観察を原則スマホ入力に

2022年08月05日 17時36分

福祉・医療

和歌山県は、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う保健所業務のひっ迫を防ぐため、これまで、電話での聞き取りが中心だった自宅療養中の感染者の経過観察を、きょう(5日)から、原則、スマートフォンから入力してもらう方式に改めるなど、効率化を進めることになりました。県では、感染者の全数把握と疫学調査の重点化が図れるとしています。

県内の保健所では、和歌山市など一部を除いて、これまで、新型コロナの自宅療養者の経過観察を電話連絡を中心に行っていましたが、第7波で感染者が爆発的に増えたことから、業務のひっ迫が問題となっています。

そこで、きょうから、保健所による電話連絡の対象者を、原則、2歳以下、あるいは60歳以上で、基礎疾患がある、または症状の悪化がみられる人にしぼり、それ以外の重症化リスクの低い人は、スマートフォンから体調や体温などの情報を入力してもらう方式になります。

これは、厚生労働省の新型コロナ感染者把握システム「HER-SYS(ハーシス)」に付属する健康観察ツール「MyHER-SYS(マイ・ハーシス)」を活用するもので、医療機関での受診・検査後に陽性が判明した人へ、保健所からショートメールが届き、症状や基礎疾患の有無、自宅療養セットの希望といった基本情報を入力後、1日2回、保健所に体調や体温などの情報を送信します。

この間、症状が悪化した場合は、保健所や県のコールセンターなどへ相談し、保健所がリスクの高い状態と判断すれば、速やか入院調整などを行います。

県では「これにより必要な職員を確保し、保健所の疫学調査の重点化や、早期に入院が必要な感染者の把握ができ、保健所の業務負担軽減が図れる」と話しています。

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