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【新型コロナ】県内で1407人の感染と2人の死亡を確認

2022年08月02日 19時21分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(2日)県内で乳児から100才代までの男女1407人が、新型コロナウイルスに感染し、2人が死亡したと発表しました。県内の1日の感染者数は過去2番目に多く、火曜日の感染者数としては過去最多となりました。

感染者数は亡くなった139人を含めて6万8429人となりました。保健所別の感染者数は和歌山市が668人、田辺、125人、湯浅119人、岩出113人、海南109人、橋本103人、新宮86人、御坊78人などです。

人口10万人当たりの県内の感染者数は942.6人で、おとといより27.5人増えて過去最高です。入院している人は404人です。病床は6床増えて539床となり病床使用率は75パーセントとなりました。

県によりますと御坊保健所管内の90代の女性は、呼吸困難で病院で治療しましたがきのう(1日)亡くなりました。また、和歌山市内でクラスターが発生した特別養護老人ホームに入所していた90代の女性は治療を受け症状が回復しましたが容態が急変して亡くなりました。2人とも基礎疾患が複数あり直接の死因はほかの疾患ですが、新型コロナウイルスに感染したことが要因としています。

また県内の新たなクラスターは6件で、新宮保健所と和歌山市の病院、和歌山市の有料老人ホームとグループホーム、岩出保健所管内の特別養護老人ホーム、橋本保健所管内の社会福祉施設です。県福祉保健部の野尻孝子技監は、小中高校生のクラブ活動での感染や家族内での感染が多いとみています。また高齢者施設や医療機関で入所者や利用者への感染が相次いでいることから、引き続き感染対策を徹底するよう呼びかけています。またこのところの猛暑による脱水症状が、感染者の症状に悪影響を及ぼすとして、水分補給と暑さ対策を強調しています。

また、入院療養に対する考え方について野尻技監は、症状が急激に悪化する場合があるため、入院は必要だとしていますが、病床が足りず「心不全の基礎疾患がある感染者で症状が落ちついている場合は自宅療養を要請しているケースもある」と医療が逼迫している様子を説明しています。

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