【新型コロナ】県内1153感染 2人死亡
2022年07月26日 18時38分
和歌山県はきょう(7/26)、県内で新型コロナウイルスに感染して療養していた2人の死亡と、1153人の新たな感染を確認したと発表しました。新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、124人となり、これを含めた県内の累計感染者数は、5万9722人となりました。
きょう発表された県内の感染者数は1153人で、きのうに比べて579人の増加、前の週の同じ曜日と比べて763人の増加となり、火曜日の感染者数としては、過去最多となりました。
感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が610人、岩出が107人、田辺が92人、海南が86人、新宮が75人、湯浅が68人、橋本が59人、御坊が42人、県外が14人となっていて、海南、岩出、田辺、新宮の各保健所管内で一日の感染者数が過去最多となりました。
また、直近一週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、和歌山県全体が770・5人で、きのうより82ポイント以上あがり、保健所管内別では、和歌山市で1129・2人となり初めて1000人を超えるなど、和歌山市をはじめ、海南、岩出、湯浅、田辺、新宮の保健所管内で過去最高値を更新しました。
現在、入院しているのは355人で、病床使用率は67・1%となり、第7波に入ってから最も高くなりました。
国基準の重症者は、4ヶ月ぶりに3人となり、酸素投与を受けている感染者も41人で、およそ5ヶ月ぶりに40人以上となりました。
自宅やホテルで療養している人は5832人にのぼっています。
また、きょう県内で7例のクラスターが認定され、累計のクラスターの数は、510例となりました。5つのクラスターの内訳は、田辺保健所管内にある2つの病院と、和歌山市にある障害者支援施設と通所介護事業所、それに新宮保健所管内の小学校です。
一方、新型コロナウイルスに感染して死亡したのは、海南保健所管内の80代の男性と90代の女性で、2人は、ともにクラスターが発生した海南保健所管内の特別養護老人ホームに入居していて、施設でクラスターが確認された今月(7月)23日に新型コロナウイルスへの感染が判明し、施設で酸素投与などの治療を受けていましたが、80代の男性は24日に、90代の女性は25日に、それぞれ死亡しました。いずれも基礎疾患があり、新型コロナウイルス感染症は、間接的な死因でした。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「特に病院や介護関係の施設では、時間外の職員間での飲食やリスクの高い行動については、命を守るという意識を持って、絶対にやめていただきたい。また、面会のあり方についても、今一度、検討してほしい」と呼びかけました。