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有吉佐和子記念館で読書感想文教室開催

2022年07月24日 19時44分

教育

和歌山市の有吉佐和子記念館で、きょう(24日)、小学生を対象にした読書感想文の書き方教室が行われました。

杉谷先生が絵本の読み聞かせをしている様子

この教室は、記念館2階にある有吉佐和子の書斎や茶室を再現した部屋で行われ、元小学校教師の杉谷睦生(すぎたに・むつお)さんが、絵本『じゃがいもポテトくん』を題材に読書感想文を書くポイントなどを指導しました。

低学年の部の児童が作文を書いている様子、右端は杉谷先生

小学1年生から3年生の低学年の部では、絵本を読んで感じたことを、それぞれが発表したあと、実際に原稿用紙を使って、その想いを綴りました。

高学年の部の児童に恩田館長(写真中央)が有吉佐和子の足跡を説明

小学4年生から6年生までを対象とした高学年の部では、読書感想文の指導に加え、記念館の恩田雅和(おんだ・まさかず)館長による有吉佐和子さんの足跡を辿る講座も行われました。

教室に参加した小学3年の男子児童は、「いろんな感想が書けて楽しかった。作者の伝えたいことも書いたら良いと学ぶことができた」と話し、小学5年の女子児童は、「題名の決め方など、感想文を書く時のポイントがよくわかった。あらすじを書くだけではなく、自分の考えたことを詳しく書くことが大切だと思ったので、そのことに気を付けていきたい」と話しました。

講師を務めた杉谷さんは、「書き方をしっかり勉強することが、書くことが好きになる方法だと思う。読書感想文というと、大体あらすじで終わることが多いが、自分の思いや作者の思いにも考えを広げられるようになってほしい」と呼びかけていました。

有吉佐和子記念館では、今後も様々な年代の人に向けた教室やイベントを開催していきたいとしています。

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