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【和歌山市長選】共産が新人・吉本氏を自主的支援に

2022年07月15日 15時19分

政治社会

来月(8月)14日告示・21日投票の任期満了に伴う和歌山市長選挙について、共産党和歌山県委員会は、きょう(15日)無所属の新人で元・和歌山市議会議員の吉本昌純(よしもと・まさずみ)氏65歳を、自主的支援とすることを決めました。

これは、共産党県委員会の下角力(しもかど・つとむ)委員長や、共産党和歌山市議団の森下佐知子(もりした・さちこ)団長らが、きょう、和歌山市役所で記者会見を開いて、明らかにしたものです。

吉本氏を自主的支援とした理由について、共産党県委員会は「IR・カジノを将来にわたって誘致する考えがないことを表明しているから」としています。

吉本氏をめぐっては、共産党も構成員に加わっている市民団体「活気ある住みよい和歌山市をつくる会」が、先月(6月)20日に自主的支援することを決定している一方で、吉本氏側は、今回の市長選挙でどの政党からも推薦や支持を受けないことを表明していることから、自主的支援とすることを決めたものです。

下角委員長らは「吉本氏はかつて自民党会派だったが、既に無所属となっている。カジノ反対の立場の候補者が並んで立つのは良くないのではないか。吉本氏の政策にはマイナンバーカードの加入促進や、小中一貫校の増設など相容れないものもあるが、IR反対の立場から自主的に支援したい」と述べ、党の独自候補は擁立しない考えを示しました。

和歌山市長選挙には、このほか、無所属の現職で3期目を目指す、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長69歳が立候補を表明しています。

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