【新型コロナ】県内630人感染 2日連続最多更新
2022年07月13日 19時14分
和歌山県はきょう(7/13)、乳児を含む男女630人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。一日の感染者数としては、2日連続で過去最多を更新し、病床使用率も50%を超えました。
きょう発表された県内の感染者数は630人で、きのうの609人を上回り、2日連続で過去最多を更新しました。
直近一週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、和歌山県全体が341・2人で、23日連続で増加しています。
現在、入院しているのは277人で、病床の使用率は54・2%となり、3月1日以来、134日ぶりに50%を超え、自宅やホテルで療養している人は2598人にのぼっています。
また、きょう県内で認定されたクラスターは454例目から460例目までの7件で、きのうと並び、最多タイとなりました。7つのクラスターの内訳は、和歌山市で、2つの小学校と1つの障害者支援施設、御坊保健所管内で、2つの小学校と1つの中学校、それに橋本保健所管内の通所リハビリテーション事業所で、高齢者だけでなく、小中学生の間にも感染が拡大しています。また、すでにクラスターに認定された県内11の施設で感染者が増加しています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、病床使用率が50%を超えたことについて、「和歌山県の南部で、病院でのクラスターが多発するなどして、すでに病床使用率が60%を超えている。北部でも感染が広がっていて県全体で50%を超えた。このため、いったん減らした病床を増やせるよう、病院との交渉に入っている」と明かしました。
また、病床使用率が上昇している要因について、野尻技監は、「小中学校の運動部のクラスターが増えるなど、ワクチンを接種していない、10代と10歳未満の感染が増えていて、入院につながっている。また、子どもから感染する親や家族が、施設や医療関係者であれば、病院や高齢者施設に感染が持ち込まれる」と指摘しました。その上で、野尻技監は、ワクチン接種が10%程度にとどまっている5歳から11歳までの年代の接種を呼びかけました。
きょう発表された630人を含め、県内の累計感染者数は、4万9124人となり、このうち118人が亡くなっています。
感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が342人で、2日連続で300人を超えたほか、岩出が73人、御坊と新宮が39人ずつ、湯浅が37人、海南が31人、橋本が29人、県外が8人となっています。