ガイドブック「介護という仕事」 リニューアル発行
2022年06月28日 20時01分
若手の介護職員や、利用する高齢者へのインタビューを交えて介護の仕事を紹介したガイドブックが、このほど内容を一新して発行されました。
これは、和歌山県福祉人材センター「ハートワーク」が、就職を控えた高校生といった若い世代とその保護者、学校関係者らに、介護の仕事について正しく知ってもらおうと作成したもので、多くの写真を使用して、読みやすい紙面とするなど、これまでのガイドブックをリニューアルして発行しました。
ガイドブックのタイトルは「介護という仕事」で、表紙には、施設で過ごす高齢女性の傍らで満面の笑みを浮かべる男性介護職員の写真が大きく掲載されています。
また、20代の若い介護職員へのインタビュー記事では、「仕事と子育てを両立しながら、キャリアアップを目指せるのがこの仕事の魅力」といった声が掲載されているほか、施設を利用する高齢者は、「日常の会話がうれしい」という感想を寄せています。
また、ガイドブックには、介護職員の給与の推移も載っていて、2015年から2020年までの5年間に、年収ベースで30万円以上増加していることが記されています。
ハートワークのキャリア支援専門員、栗山史(くりやま・ふみ)さんは、「介護というと、仕事がきつい、給料が安い、といったイメージがありますが、実際に働いていた私としては、介護の仕事は、本当に優しい気持ちになれる、人を思いやれる、心が育つ職業。子どもたちにも、将来を選択する上で、この仕事を知ってほしいし、すてきな介護職が一人でも増えてほしい」と語りました。
ハートワークでは、早い時期から、介護の仕事を知ってもらおうと、和歌山県内の高校生と中学生の一部の学年にガイドブックを配布することにしています。