ウクライナへ募金の小学生、大使館とオンライン交流会
2022年06月23日 19時29分
ロシアの侵攻を受けるウクライナの人たちを支援するため募金活動を行い、大使館に募金を贈った和歌山市の小学校と東京のウクライナ大使館をオンラインで結んだ交流会がきょう(6/23)、和歌山市の和歌山大学教育学部付属小学校で行われました。
和大付属小学校では、ロシアによるウクライナ侵攻をニュースで知った当時5年生の児童が、侵攻開始からおよそ2週間後の今年(2022年)3月中旬、同級生とともに校舎の正面玄関前で、在校生や教職員に募金を呼びかけ、集まったおよそ13万円を、和歌山県を通じて東京のウクライナ大使館に届けました。
このことに感銘を受けた駐日ウクライナ大使館が、御礼を伝えるとともに、小学生にウクライナについて知ってもらう機会を、とオンライン交流会を提案し、実現したものです。
きょう午前、行われた交流会には、募金活動を行った6年生の児童ら4つのクラスの、およそ90人が参加し、それぞれの教室と、東京のウクライナ大使館をオンラインで結びました。
交流会では、セルギー・コルンスキー駐日ウクライナ大使が「皆さんにお会いできてうれしいです」と挨拶した後、文化担当のインナ・イリナ三等書記官が、ウクライナの伝統的な料理「ボルシチ」や伝統楽器の「バンドゥーラ」、ウクライナの気候や教育制度などについて、クイズ形式で紹介しました。
募金活動を提案した、和大付属小学校6年の荒川真穂(あらかわ・まほ)さんと泉優月(いずみ・ゆづき)さんは、「果物の漬物があることを知って衝撃を受けたので、食べてみたい」「ウクライナに行って小学生と交流し、日本との違いなどを知りたい」「ウクライナは、伝統のある国で、昔は平和だったと聞いたので、一日も早く平和な暮らしを送れるよう願っています」と話していました。
和歌山大学付属小学校の辻本和孝(つじもと・かずのり)副校長は、「ウクライナへの募金活動がきっかけで、こうした交流会に発展できてとてもありがたくい。是非また交流できれば」と話していました。