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【参院選】公示 和県選挙区に5人立候補、各地で第一声

2022年06月22日 19時18分

政治社会

物価の上昇や安全保障政策などを争点にした第26回参議院議員選挙がきょう(6/22)公示され、和歌山県選挙区には、現職と新人あわせて5人が立候補し、18日間の選挙戦に入りました。

立候補したのは、届け出順に、▼政治団体「新党くにもり」の新人、谷口尚大(たにぐち・たかひろ)候補42歳、▼共産党の新人、前久(まえ・ひさし)候補66歳、▼自民党の現職で5期目を目指す鶴保庸介(つるほ・ようすけ)候補55歳、▼NHK党の新人、遠西愛美(とおにし・まなみ)候補37歳、▼政治団体「参政党」の新人、加藤充也(かとう・あつや)候補57歳の5人です。

5人は、それぞれ第一声を挙げ、支持を訴えました。

新党くにもりの新人、谷口候補は、午前11時から地元・印南町の川又観音で支持者を前に第一声をあげました。

川又観音で第一声を挙げる谷口候補

谷口候補は、「いま日本は、北海道から沖縄まで外国の資本に土地を買い取られていて、危機的状況。和歌山県も例外ではなく、特に中国資本に買い取られている。これを皆さんに知ってもらい、対処しないと、5年後、10年後に取り返しのつかないことになる。なんとか次の世代のために精一杯取り組むので、皆さんのお力添えをお願いしたい」と述べ、支持を訴えました。

共産党の新人、前候補は、午前9時半から和歌山市の南海和歌山市駅前広場で出発式を行い、支持者や駅の利用者に向け、第一声を挙げました。

南海和歌山市駅前で第一声を挙げる前候補

前候補は、「戦争をする国づくりを前へ進めるのか、憲法第9条を活かして、国民生活を守り抜いていくのかが問われる大変重要な選挙。唯一の戦争被爆国である日本として、アメリカとの核共有や、日本が敵基地攻撃能力を持つことを許してはならない。自由と平和を貫き通す共産党を大きく躍進させてほしい」と述べ、支持を訴えました。

自民党・現職の鶴保候補は、午前8時半から和歌山市のJR和歌山駅前で、知事や市長、国会議員らの応援を受けて第一声をあげました。

JR和歌山駅前で第一声を挙げる鶴保候補

鶴保候補は、和歌山市長とコラボして、和歌山城とぶらくり丁の間に、お金を落としてもらえる仕組みを作るなどの政策をまとめたことを明らかにした上で、「こうした政策を実現するには、皆さんの力をいただかないとできない。和歌山からこの国を変えていくんだという気持ちで皆さんと一緒に闘い、再スタートがきれるよう頑張ります」と述べ、支持を訴えました。

NHK党の遠西候補は、午前10時から県庁前で第一声を挙げました。

県庁前で第一声を挙げる遠西候補

遠西候補は、「NHKに受信料払いたくないという国民を守るため活動を続けてきた。今回の選挙では、NHKの受信料を免除されている生活保護受給者と同じように、苦しい生活を送っている年金受給者の受信料無料化を新たな公約に掲げ、広い視野を持って、自分にできることを実行していく。参議院選挙に勝ってNHKをぶっ壊す」と訴えました。

政治団体「参政党」の新人、加藤候補は、午前10時に、和歌山市の和歌山城ホール前で第一声を挙げました。

和歌山城ホール前で第一声を挙げる加藤候補

加藤候補は、「私が当選した暁には、未就学児童を持つ母親への支援や、食の健康や環境保全など、党が掲げる3つの重要政策を実施し、少しでも、このおかしい日本を良くしたい。あなたの気付きが日本を救う。私は国会で、他の政党やマスコミが言えないことを言う、暴れん坊将軍になる」と述べ、支持を訴えました。

投票は、来月(7月)10日、県内818の投票所で、午前7時から、一部を除いて午後8時まで行われ、即日開票されます。

また、あす23日から投票前日の来月9日までは、市町村ごとに期日前投票所が設けられ、投票当日に仕事や旅行などで投票に行けない人が、事前に投票できます。このうち、和歌山市選挙管理委員会は、今回の選挙から、和歌山市小雑賀(こざいか)のオークワセントラルシティ和歌山店にも期日前投票所を開設します。また、有田川町(ありだがわちょう)では、来月9日、新宮市熊野川町(しんぐうし・くまのがわちょう)では、来月7日、いずれも山間部の集会所に移動式の期日前投票所が設置されます。

和歌山県のきのう(21日)現在の選挙人名簿登録者数は79万8374人です。

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