近大和歌山で恒例の自転車点検
2022年06月18日 18時21分
自転車の整備不良による事故を防ごうと、和歌山市善明寺にある近畿大学附属和歌山高校・中学校で、きょう(18日)、保護者が生徒の自転車およそ1000台を一斉に点検しました。
近大和歌山高校・中学校では、全校生徒1619人のうちおよそ6割の生徒が自転車で通学しています。自転車点検は、生徒が安心して通学できるようにと学校の保護者会が中心となって35年以上続けている恒例行事です。
きょうは、37人の保護者が朝から生徒たちの登校の様子を見守ったあと、午前10時から駐輪場で生徒の自転車およそ1000台の点検にとりかかりました。
点検では、「和歌山県自転車軽自動車商業協同組合和歌山北部支部」のメンバー13人が、「ブレーキの効きは十分か」「ライトがつくか」などを1台ずつ念入りに確認し、保護者は手際よく、生徒に伝えるための「安全点検カード」に記入したり記録をとったりしていました。
安全点検カードで「要整備」にチェックがついた生徒は、カードを持参の上自転車店で整備を行い、「自転車整備済証」を担任教諭に提出するよう義務付けているということです。
保護者会の北浦康臣会長は「ブレーキや空気圧に不備がある自転車が多い。未然に事故を防ぐためにも、半年に1度の点検作業は重要だと感じている」と話していました。
例年は6月と11月の年2回にわたって自転車の整備点検が実施されますが、コロナ禍の影響でおととし(2020年)と去年(2021年)は11月のみの実施となっていて、今年は3年ぶりに6月に実施できたということです。