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世界農業遺産に有田・下津地域など4地域応募

2022年06月11日 18時20分

歴史・文化経済

農林水産省はこのほど、FAO・国連食糧農業機関が認定する「世界農業遺産」の募集に和歌山県の有田・下津地域をはじめ岩手、埼玉、愛媛の4県の4地域が応募したと発表しました。

認定制度は伝統的な農業や農村文化を保護することが目的で、農林水産物のブランド化による地域活性化などが期待されます。

応募したのは、傾斜地の石積み階段園でミカン栽培をする有田・下津地域をはじめ、洪水などの災害リスクを分散させるため川沿いなどの場所によって異なる作物を育てる岩手県の束稲山麓(たばしねさんろく)地域、ため池の水を利用した米作りを進める埼玉県の比企丘陵(ひききゅうりょう)地域、リアス海岸でミカンなどのかんきつ類を栽培する愛媛県の南予(なんよ)地域の4つの地域です。

このうち、和歌山と愛媛の2地域は既に農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」に認定されていて、岩手と埼玉の2地域は今回、「日本農業遺産」にも応募しています。

農林水産省は、7月末ごろに、専門家会議による1次審査を実施し、来年1月ごろに申請地域を決めるということです。

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