第22回県障害者スポーツ大会 水泳競技実施
2022年06月06日 20時14分
和歌山県内の障害者が日頃の練習の成果を競う第22回県障害者スポーツ大会が先月(5月)から始まり、きのう(6/5)、和歌山市の秋葉山公園県民水泳場で水泳競技が行われました。
この大会は、和歌山県と県障害者スポーツ協会が障害者のスポーツ振興を図るとともに障害者への理解を深め社会参加を促進しようと毎年、開いているものですが、去年、おととしと新型コロナウイルス感染の影響で中止となったため、3年ぶりの開催となりました。
きのうの水泳競技では、肢体不自由、肢体障害、聴覚障害、視覚障害のある選手が、障害の区分ごとに25メートルと50メートルの自由形、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎの種目にそれぞれ出場していました。
車いすを利用している参加者は、ボランティアスタッフに車いすからプールの水の中まで抱えてもらって移動していました。
このうち、水泳を始めて3年ほどで25メートルと50メートルの自由形に出場した和歌山市吹上の岡成治(おか・せいじ)さん56歳は、「初めての参加で、全盲なので、スタートするタイミングがわかりにくく、いつも通り泳げませんでした。また来年も出て、できたら全国大会に出場したい。目標を持って頑張ることで前向きになれるし、新しい仲間と切磋琢磨できて楽しいです」と話していました。
この大会は、国体と同じ時期に開かれる全国障害者スポーツ大会の選手選考を兼ねていて、先月22日にアーチェリーと卓球、ボウリング競技が、先月29日に、陸上競技が行われたほか、今月12日には、ボッチャ、9月25日には、フライングディスク競技の大会が予定されています。