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【新型コロナ】新規感染95人  県内感染に収束の見通し

2022年06月01日 19時43分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(6/1)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに95人を確認したと発表し、県内の累計感染者数は、死亡した117人を含めて4万2212人となりました。

感染状況を発表する野尻技監(2022年6月1日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの男女95人で、きのう(5/31)より7人減り、前の週の水曜日より129人減りました。

現在、入院しているのは90人、コロナ用病床の使用率は14・7%で、入院患者が100人を切るのも、病床の使用率が15%を切るのも、ともに1月9日以来、143日ぶりです。

また酸素投与が必要な重症者は8人、自宅やホテルで療養している人は686人となっています。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が、きのうより14ポイント下がって85・2人となり、135日ぶりに90人を下回りました。

また、県内では、きょう、1つのクラスターが認定されました。381例目のクラスターは、田辺保健所管内の高校で、同じ運動クラブの生徒5人の感染がわかっていて、この高校では、きょう(6/1)まで当該の運動クラブの活動を休止するとともに、学年閉鎖の措置がとられています。

この現状について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「いまは第六波が収束に向かいつつある状況だが、きょうも運動クラブで発生したように、医療・介護系のクラスターが発生するのではないかと懸念している。したがって、収束に向かいつつあるものの感染対策を緩める時期ではない」と述べました。

さらに野尻技監は、懸念材料として「在宅の高齢者で、リスクのある行動をとっていないのに知らないうちに感染していたケースがあり、感染ルートがわかりにくくなっている。そうしたことがよく起きる場所として医療・介護の現場が挙げられるので、特に感染対策に注意してほしい」と指摘しました。

きょう感染が判明した95人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が46人、岩出が17人、橋本が14人、湯浅が7人、海南と田辺と新宮が3人、御坊が2人となっています。

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