今年の県知事表彰で表彰式 42人と5団体が受賞
2022年05月30日 20時19分
公共の福祉の増進や文化の振興などで功績のあった個人や団体を表彰する今年(2022年)の和歌山県知事表彰の表彰式が、このほど(5/27)、和歌山市のホテルで開かれ、個人42人と5つの団体に表彰状が贈られました。
県知事表彰は、1953年から始まり、今回で70回目を迎えました。
今年の表彰式では、地方自治の振興や保健福祉の増進、教育・文化の振興や産業振興など、8つの分野で、それぞれの代表者が仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から賞状と記念品を受け取りました。
式典では、仁坂知事が挨拶し、「皆さんは、それぞれの分野で、強い責任感とゆるぎなき信念を持って献身的に活動され、県の発展に大きく寄与されてきました。県民を代表して深く敬意を表するとともに、県の一層の発展のため、豊富な経験と卓越した見識をお持ちの皆さんに、今後もお力添えをお願いしたい」と述べました。
受賞者を代表して挨拶した2人のうち、南葵(なんき)音楽文庫の調査・研究に尽力し、教育・文化振興の分野で受賞した東京在住の美山良夫(みやま・よしお)さん75歳は、「表彰を受けて、これは、これまでやってきたことへのご褒美ではなく、これからもその努力を続けよ、という督励であり、勇気づけであると、深く心に刻み込みました。広く県民の皆さんとともに、南葵音楽文庫を育てていきたい」と述べました。
また、産業振興の分野で受賞したWakayama T&Mの辻曙生(つじ・あけみ)名誉会長は、「今後も和歌山県経営の発展のため、尽くすため、商品開発などに尽力していきたい」と述べました。
今年の県知事表彰では、保健福祉の分野で、障害児を持つ父母の会の活動に尽力し、今年4月に63歳で亡くなった岩橋秀樹(いわはし・ひでき)さん、教育・文化振興の分野で、万葉集を研究し、近畿大学の教授を務めた村瀬憲夫(むらせ・のりお)さん75歳らが表彰されました。