「社会を明るくする大使」に 今年も桂枝曾丸さん
2022年05月25日 18時59分
犯罪や非行をした人の立ち直りを支援する「社会を明るくする運動」和歌山県推進委員会の定例会がきょう(25日)、和歌山保護観察所で開かれ、和歌山市出身の落語家・桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんが18年連続で「社会を明るくする大使」に任命されました。
この運動は、犯罪や非行をした人の更正や社会復帰を支え、地域と共に、犯罪や非行のない地域社会を築こうと法務省が提唱しているもので、今年(2022年)で72回目を迎えました。
きょうの定例会には、和歌山地方検察庁の宮地佐都季(みやじ・さつき)検事正や、和歌山保護観察所の奥田幸生(おくだ・ゆきお)所長、県保護司会連合会の得津壽美代(とくつ・すみよ)会長代理、県庁環境生活部の中村裕詞(なかむら・ひろし)県民局長らが出席しました。
会議では、今年も「社会を明るくする大使」に任命された枝曾丸さんが、宮地検事正から認定状を、運動のシンボルである「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」を、奥田所長から受け取りました。
2004年から社会を明るくする大使を務めている枝曾丸さんは「人と距離をとらなければいけない中で、どのように孤独な人に寄り添っていけばいいか、考えなければいけない時代です。今年も、地域の皆さんと一緒になって社会を明るくしていきたいです」と挨拶しました。
また、岸田文雄(きしだ・ふみお)内閣総理大臣のメッセージを、枝曾丸さんが代読し、中村県民局長へ伝達しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、定例会は3年ぶりの開催となり、会場の様子はオンラインでも配信されました。