「ほんまち えんがわはうす」オープニングセレモニー
2022年05月25日 18時42分
世代を越えた交流を図る活動拠点として開設された和歌山市の「ほんまち えんがわはうす」のオープニングセレモニーがこのほど(5/22)開かれ、テープカットでオープンを祝いました。
「ほんまち えんがわはうす」は、1950年に建てられた、和歌山市本町にある木造平屋建ての古民家を利用していて、オーナーの小林修治(こばやし・しゅうじ)さんが改修し、子どもからお年寄りまで世代を越えて交流を図れる活動拠点として整備したものです。
この施設の利用は、すでに始まっていて、4月にオープニングセレモニーが予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大などで延期され、今月(5月)22日に自治会の役員らが出席して開かれました。
式典で挨拶した小林代表は、「高齢者だけでなく、子どもたちも含めて世代を超えて一緒に集うことができる、地域密着型施設の拠点としてオープンさせることにしました。やっとここまでたどり着きましたが、この先、続けていくために、皆さんからのさらなるご支援とご協力をお願いしたい」と述べました。
式典の後には、親子おもちゃ修理教室やハーモニカ演奏、腹話術や落語会などのイベントが開かれました。
このうち、親子おもちゃ修理教室では、自宅で飼っていて今年5月に亡くなったトイプードルと一緒の時間を過ごした、壊れたぬいぐるみを持参した和歌山市朝日の岡道子(おか・みちこ)さん63歳が、ぬいぐるみの犬を自力走行させるための装置を直してもらっていました。
岡さんは「亡くなった、トイプードルの誕生日にぬいぐるみが生まれ変われて孫も喜ぶと思います」と話し、細かい作業でおもちゃを直した永立恵幸(えいりゅう・しげゆき)さん68歳は、「しっぽと足が折れていたので、プラスチックの板と針金で補強して直しました。喜んでもらえてよかったです」と話していました。
「ほんまち えんがわはうす」では、今後もこうしたイベントを開くとともに、子ども食堂などの取り組みを充実させることにしています。