青潮書道会全国展 和歌山市で初開催
2022年05月14日 18時21分
和歌山市を拠点に活動する書道団体青潮書道会の全国展が、和歌山市の和歌山城ホールなど3つの会場で開かれています。
青潮書道会は1978年に発足した会員およそ1000人の全国規模の書道団体で、全国展は、青潮書道会が主催で毎年実施している最大行事です。
例年、大阪や東京で実施していますが、書道が去年国の無形文化財となったことや紀州東照宮の例大祭、和歌祭が今年400年の節目を迎えることから、ことし(2022年)は和歌山で開かれました。
全国展を和歌山で開催するのは発足以来初めてで、会員の作品や審査を経て選ばれた一般公募の作品などおよそ1700点が、和歌山市にある「和歌山城ホール」「和歌山県民文化会館」「和歌山県書道資料館」の3会場で披露されています。
和歌山城ホールの会場では、渡御行列に特別参加する俳優の松平健さん主演のテレビドラマ「暴れん坊将軍」のセリフを書いた作品が披露されているほか、学生書初めコンクールの受賞作品なども展示されています。
日本教育書道研究会賞を受賞し、鳥取から作品を見に来たという小学6年の森岡莉子(もりおか・りこ)さんは「上手な作品をたくさん見て、もっと頑張りたいと思いました」と話していました。
この全国展は、和歌山城ホールのほか、県民文化会館、県書道資料館であす(15日)まで開かれています。時間は午前10時から午後4時までです。