JR和駅にストリートピアノ オープニングセレモニー
2022年05月02日 13時53分
和歌山県の玄関口、JR和歌山駅の一角にストリートピアノが設置され、このほど(4/29)開かれたオープニングセレモニーで、関係者がテープカットをして祝いました。
これは、和歌山市の奉仕団体、和歌山伏虎ライオンズクラブと一般社団法人・和歌山県サッカー協会が、JR和歌山駅の中央改札口近くに、ヤマハ製のアップライトピアノ1台を設置したものです。
セレモニーでは、和歌山伏虎ライオンズクラブの岩端芳則(いわばた・よしのり)会長と、県サッカー協会の中村源和(なかむら・もとかず)会長が、ピアノを寄贈した和歌山市の山下悠衣(やました・ゆい)さんと設置場所を提供したJR西日本和歌山支社に感謝状や花束を贈り、4人が並んでテープカットも行われました。
このあと、和歌山市のピアニスト、宮井愛子(みやい・あいこ)さんがショパンの『革命』などを演奏し、訪れた人たちが聴き入っていました。
人だかりに足を止めてピアノを聴いた岩出市の井上悦子(いのうえ・えつこ)さん55歳は、「こうしたピアノが設置されると、華やかな感じがして、ここを通るのが楽しみになります」と話していました。
伏虎ライオンズクラブの川端会長は、「和歌山市の玄関口で、通勤通学で帰ってきた人が、ピアノの音色に癒された、とか、旅人が電車を降りたら、たまたま思い出の曲が流れていた、とか、そうしたことで、和歌山の街を好きになってもらえたらうれしいし、友だち同士、順番にピアノを弾いてもらって和歌山が音楽であふれる街になるきっかけになれば」と話していました。
JR和歌山駅のストリートピアノは、4月1日からすでに設置されていて、幅広い年代の人が弾いているということです。
設置されているのは、当面、来月(6月)末までで、駅を利用できる時間帯なら誰でも自由に演奏できます。