新宮市立医療センター・分娩予約再開へ
2022年04月28日 17時55分
産婦人科医師の不足で分娩(ぶんべん)の予約を停止している新宮(しんぐう)市立医療センターは、6月から常勤医が3人となり、体制が整う見込みになったとして、分娩の予約と妊婦健診を再開することになりました。
新宮市立医療センターではこれまで3人の医師が常勤していましたが、昨年度(2021年度)は2人となり、先月(3月)にはさらに1人が退職し、分娩の受付が出来ず、停止に追い込まれています。
その後、新宮市や和歌山県が医師の確保に動き、新宮市と協定を結んだ近畿大学と、県の要請に応じた東京慈恵会(じけいかい)医科大学からそれぞれ医師の派遣が決まり、6月から再び3人体制に戻ることから、分娩の予約と妊婦健診を再開することになったものです。
予約の対象となるのは、ことし(2022年)6月1日の時点で、分娩予定日が7月中旬以降の人で、里帰り分娩を希望する人も対象となります。
新宮市立医療センターでは「対象となる人で、新宮市立医療センターでの分娩を希望する人は、現在受診中の医療機関と相談した上で、地域医療連携室を通じて予約して欲しい」と呼びかけています。