和歌山市ゆかりの東京都港区で「和歌祭パネル展」
2022年04月14日 00時00分
かつて紀州徳川家の江戸屋敷があった東京都港区で、和歌祭(わかまつり)や和歌山市の観光に関するパネル展が開かれています。
紀州徳川家は、江戸時代、現在の千代田区紀尾井町(きおいちょう)や、港区赤坂(あかさか)など、東京都内中心部のおよそ20か所に江戸屋敷を持っていましたが、明治時代以降、赤坂の屋敷跡が、紀州藩から当時の宮内省・現在の宮内庁に献上されて赤坂御用地となり、秋篠宮家など皇族の住まいや迎賓館などが建っています。
これが縁で、和歌山市と港区の交流がスタートし、2016年9月には、徳川吉宗(とくがわ・よしむね)の将軍就任300年を記念して、赤坂氷川(ひかわ)神社の例大祭に和歌祭の渡御行列(とぎょぎょうれつ)が招待され、特別ゲストで俳優の松平健(まつだいら・けん)さんが、時代劇「暴れん坊将軍」の吉宗に扮して白馬に乗って赤坂の街を練り歩く特別な演出も行われています。
ことし(2022年)は、1622年に和歌祭が始まって400周年を迎えることから、港区では、和歌祭や和歌山市の観光をPRするパネル展示を企画しました。
会場のみなとパーク芝浦(しばうら)・1階の展示スペースには、和歌祭の幟(のぼり)や写真をはじめ、和歌の浦や加太(かだ)、和歌山ラーメン、わかしらすなどを紹介するパネルが展示されているほか、和歌山県のマスコット「きいちゃん」や「わかぱん」港区の赤坂親善大使「アカオくん」のミニパネルも設置されています。
このパネル展は、あす(15日)の午前中まで、港区芝浦1丁目の「みなとパーク芝浦」で開かれています。
最寄り駅は、JR山手線と京浜東北線の田町(たまち)駅と、都営地下鉄三田(みた)線と浅草線の三田駅です。