国交正常化50周年・日中友好スタンプラリー開幕式
2022年04月08日 18時46分
日本と中国の国交正常化50周年を記念して、きょう(8日)から、関西2府4県の中国ゆかりの景勝地をめぐるスタンプラリーがスタートし、和歌山市の紀三井寺(きみいでら)で開幕式が行われました。
これは、中国の駐大阪総領事館が主催し、和歌山県と、中国山東省(さんとうしょう)、それに県・日中友好協会などが協力して企画された取組みです。
きょうから9月末までのおよそ半年間にわたって、関西2府4県の中国とゆかりの深い景勝地にスタンプが設置され、参加者が実際に訪れてスタンプを集めると、記念品がもらえます。
和歌山県では、中国で仏教を学んだ弘法大師・空海が開いた高野山(こうやさん)や、中国の僧・為光上人(いこうしょうにん)が開いた紀三井寺などに、そのほか、奈良市の唐招提寺(とうしょうだいじ)にある鑑真坐像(がんじんざぞう)や、神戸市の南京町(なんきんまち)などにスタンプが設置されています。
きょう行われた開幕式で、中国・駐大阪総領事館の薛剣(せつ・けん)総領事が「私たちが共に力を尽くすことで、中日友好の炎がより強く燃え上がり、友好関係が後世に引き継がれるよう祈っています」とあいさつしました。
県・日中友好協会の会長で県議会議員の中拓哉(なか・たくや)氏も「コロナ禍に負けることなく、スタンプラリーを契機に、以民促官(いみんそっかん)の精神で今後の活動を展開したい」と述べました。
このあと、薛剣総領事と中会長、それに県議会の森礼子(もり・れいこ)議長が和歌山県のスタンプを押して開幕を祝ったほか、紀三井寺仏殿脇の斜面には、日中国交正常化50周年を記念して、白皮松(はくひしょう)・シロマツが植樹されました。